若い頃は経験が少ないから、得られることも足りないから、もっともっとと思うし思ってもいい。
だけど、ある程度年齢を重ねれば、経験豊富になるし、失ったことも多くなるだろうけど、得られたことも多いはず。
若い時はもっと求めていいし、求めるべきだと思う。経験を積むために。
だけと、ある程度年齢を重ねたら、自分はそれまでの人生で、どんな経験をして、どんなものを得てきたのかを振り返ってみる。
そうすると、いいことも悪いことも、たくさんの学びをしてきてるはず。
もっと、もっとと足りないものを求めるのは若い人の特権。
ある程度年齢を重ねたら、これまで経験して得たものを数えて受け入れていく時期。
足りない、もっともっとと足りないもの探しではなく、今ある自分の経験を人に与える時期に来てると思う。
ある程度年齢を重ねたら、お金や地位を求める段階は終わり。
人に何を与えられるか?という発想になっていかないといけないと思う。
人はあの世に旅立つとき、お金も地位も高級品も持っていけない。
ただ持っていけるのは、思い出だと思う。
そして、この世に置いていく人に対しても、最終的に一番印象的に残せるのは思い出だと思う。
それは、人と人とのつながり。
そこにどれだけステキな思い出を残せるか。
だと思う。
いくつになっても引退しない政治家たち。
早く引退して、若い世代に任せ、新しい時代を作ってもらえばいいのに、いつまでも権力にしがみついてる。
死ぬまで現役という言葉があるけど、それが美化されてきたけど、老害という言葉のほうがよっぽど相応しいと思ってしまう。
いつまでも権力にしがみつかないで、あっさりと身を引き、これからはゆっくりしたいと思う人のほうが、よっぽど潔くてカッコいいのではないか?
権力や成果から、どれだけ偉い人かと思われるより、人と人との繋がりで、どれだけ感謝し合える関係を築けたか?ということが、ある程度年齢を重ねた人のテーマではないでしょうか?