「信頼は築くもの」とよく聞く言葉。だけど、そうではないと気づいた。
私は今の職場で働き出してすぐに、先輩事務さんから散々なことを言われた。こんなこと言える人がこの世に存在するんだと思うほどのことを、約3日に渡り言われた。
コロナの最中、やっと採用された職場。簡単に辞めるわけには行かなかった。
彼女の不満は彼女の口から公になり、私は注意を受けた。私にも言いたいことは山ほどあったのに、これ以上、事を大きくしないためにも飲み込んだ。
それから1年半ほど経った。その女性が私を信頼してると聞かされた。意外だった。
「私が頼まれた仕事をしてない訳がない」と、私の居ないところで言ってくれたそうだ。
そういう私も最近彼女に居心地の良さを感じていた。
「信頼」とは築くものじゃない。
関わるごとに、どんどん慣れてきて、安心感や愛着となり、さらに人間性に触れることで、勝手に生まれるものだと思う。
信頼とは、信頼されるために、信頼される結果を相手に見せることじゃない。
コミュニケーションにより、自然と生まれるもの。それが、本物の信頼というんだと思う。